フィルムの向こう側/南野陽子
▼1989年11月29日発売 16thシングル
彼女の歌手活動では後半の曲(セルフカバー以外では21枚シングルを出しています)で、オリコン1位を取ったのはこの曲が最後でした。
彼女の曲では、表情がキュートな「話しかけたかった」「はいからさんが通る」などもいいのですが、高貴な重厚さが漂う「さよならのめまい」「楽園のDoor」も捨てがたいですよね。「フィルムの向こう側」は歌詞のメッセージ色が強く、重くなりがちな内容ですが、アレンジはそれほど重くなく、表情も時折柔らかい微笑みを織り交ぜていますので(動画を見ればわかると思います)、そのバランスがさらに彼女の持つ高貴さを表していると思います。
出だしの「海の中を電車が走る国に生まれた」はもちろん青函トンネルのことでしょう(関門トンネルだったりしてw)。前年の3月に開業しています。ただ当たり前ですが、海の中をトンネルが通っているわけではないです。海底トンネルな訳ですが、「海の底を電車が〜」ではリアルすぎてキャッチーじゃないですよね。
それにしてもこの曲、作詞作曲が飛鳥涼なんですよ。封印されないことを祈りますが、先日もAKB48B3rd「パジャマドライブ」公演の「水夫は嵐に夢を見る」を作曲した大庭宏典が覚せい剤で捕まったら、すぐに公演からこの曲が外されましたから、しばらくは厳しいでしょう。まぁナンノさんがこの曲を披露する場があるかと言えばないんでしょうけど(爆)、シングルだけのソロコンサートなんてやってもいいんじゃないでしょうかね。きっとみんな行きますよ。
確かにぬいぐるみがいっぱい付いた衣装でしたね。
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